「本能で感じる恐怖」 6/18大阪での地震を経験して思ったこと

こんにちは、美里です。

 

6/18、大阪で早朝8時に震度5強の地震を身を持って経験しました。

 

昨日の地震で思ったのは「地震ってこわい」ということ。

当たり前の答えすぎて、恥ずかしいですが、この言葉が一番身に染みています。

 

今まで何度か震度3くらいの地震は経験しましたし、

阪神淡路大震災時は幼かったけれども、家が停電して真っ暗の中、ろうそくをつけて

ラジオをつけて聞いていて、「大変だな」という認識はありました。

最近だと、東日本大震災だって熊本地震だってテレビで見ていて

地震が凄惨な事態を引き起こすことなんてもちろんわかっていました。

 

けど、やっぱりそれは当事者じゃないと分からない恐怖・不安・ストレスなんだということを今回身を持って知りました。

あくまでわかった「つもり」だったということに。

 

昨日の朝は 

駅のホームでボーっと立っていたら突然どんっという音が響いて

「え?」と思ったか思わないかくらいのタイミングで

数十秒の激しい揺れに見舞われました。

地震だ!」と思って

なんとか立っていることはできたけど、

一緒に通勤していた夫にしがみついたこと、駅の看板の揺れがはげしすぎて、身の危険を感じて距離をとったこと

を鮮明に覚えています。

 

結局今後の行方を見守るために1時間弱ホームにいたけど、

これはそう簡単に復旧できないなぁと感じて

夫婦そろって駅を離れて帰宅しました。

 

帰宅すると、いくつか影響があったので簡易的にまとめてみます。

・玄関口のロードバイクが転倒

・パソコンのスクリーンが転倒

・化粧品が机から落下

・お茶を少し入れていたピッチャーがカウンターから落下

 →割れていなかったけど、お茶が少しこぼれてた

・テーブルやカウンターの真ん中においていたコップなどが

 端に移動していた

 

くらいです。

割れ物がなかったのが個人的には良かった点。

けど、今回の件で割れやすいものを安易におくのは気をつけないといけないと学習しました。

 

防災キットもなく、結局今までの自分は

地震に対して「ジブンゴト」として捉えていなかったのです。

特に最近は関東地方の地震が多かったから、大型の地震がそろそろ関東でやってきそうだなぁと勝手に考えていたくらいで、まさか大阪にくるとは露ほども思っていませんでした。

水の準備もなくて、あわててスーパーに買いに行ったらどの店も完売。。。

私のエリアは断水・ガスストップには至らなかったけど、同僚の居住区域では実際断水したりしているみたいで、私自身もそうなる可能性があると考えて準備しないといけないんだなと。

 

震度5強の揺れを身を持って経験して、

とにかく本能で身の危険を感じるレベルの恐怖ってこういうことだと体感しました。

お腹の内側に響く初めの振動、上手くバランスをとれなくなるほどの地面からの衝撃。

震度3とか4とは違った勢いでした。。

 

また、淀川の堤防沿いに住んでるから津波がくるんじゃないか、という不安・恐怖もずっとあります。

テレビで「津波の恐れはない」とか言われても、ぜんぜん安心できない自分がいます。

その圧倒的な恐怖と、今後また起きたらどうしようという不安・ストレス。

会社からの帰宅ルートも複数パターンあるけれど、今回に関しては

全路線・全沿線の停止ということで会社に行く手段が全て失われました。

ということは、もし会社に着いていたとしても帰る手段がなかったということ。

 

仕事上で関わるストレスとは質の違うストレスで、肉体的にも精神的にも参ってしまいました。恥ずかしながら、今もです。

昨夜は深夜にも一回、早朝にも一回地震が起きて、深く眠れなかった気がします。これは本震ではなくてあくまで余震という説もあるくらいだし、まだまだ安心はできない。

 

不安の原因を一つ一つ紐解いて、冷静に準備していくのが

安心への最短の道なんでしょう。

ということで、昨晩は

枕元に靴(とくつ下)、リュックに薬と懐中電灯・ビニール袋と・小さなタオル数枚を入れました。

我が家の緊急時の備蓄品があまりにも少ないと分かったので、昨日夫婦で話し合って少しずつ準備するつもり。

 

まだまだ安心できる状態ではなく、大変な状況の人も折られるかと思いますが、

お互い安全第一で助け合ってすごしましょう。

 

ぜんぜん関係のない地域の人たちは、今この地震をきっかけに

防災の準備を始めてもいいかもしれません。 

 

 ではまた。